Heart is filled

家族が自殺したって言えた

 

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今回は私のことを書きます。

 

なんとなく書いた方がいい気がする…

誰かが必要としている体験なのかな?

 

 

私の母は、私が20歳の時に家を出て行きました。

 

「お父さんと待ち合わせしているから

 行ってくるね」と言って。

 

洗面台にいた私のドア越しに、

母はそう言って出かけました。

 

父と待ち合わせなら、

帰りは父と一緒なんだなと思っていたら、

ただいまーと父だけ帰宅。

 

あれ?

お母さんと待ち合わせしてたんじゃないの?

というと、してないよと。

 

いやーな予感がしたんです。

胸がざわつく感じ。

 

お母さんがこんな形で

出かけるのおかしいよと言ったら、

じきに帰ってくるよと、

父も近所に住んでいた母方の祖母にも

同じことを言われました。

 

冷蔵庫を開けると、

食材がいっぱい入っていました。

 

母は何日分をまとめて買うタイプじゃなかったので、

パンパンに入った冷蔵庫を見たときに、

帰らないつもりなんだと思いました。

 

次の日も、その次の日も

母は帰ってきませんでした。

 

どこにいるんだろう?

なんで帰ってこないんだろう?

心ここにあらずのような毎日が続きました。

 

弟の誕生日には帰ってくるかも、

卒業式には帰ってくるかもと

一喜一憂する日々が続きました。

 

私の生活も一変し、当時中学生だった弟の

野球部の朝練のため6時には学校に行くとかで

お弁当や朝ごはんを作るのが

慣れていない私は4時起き。

 

母のやっていたことを自分がやることになって

初めてこんなに大変なことをやっていたのか

思い知らされました。

 

私の意識もお姉ちゃんから、母親のようになっていき、

弟たちの学校の先生とのやり取りでも

「息子がお世話になっています」

なんて言っちゃって、弟から

「ねえちゃんから産まれてねぇ~」

と突っ込まれる始末。

 

母は、いつ帰ってくるんだろう?

私達のこと心配じゃないのかな?

例え母が帰ってきたくないならそれでもいい。

ただ、生きている母に会いたいと願っていました。

 

母が出て行って2年位経って、

私も社会人になり、当時勤めていた仕事仲間から、

駅前にものすごくあたる占い師さんがいるよ

と教えてもらったんです。

 

母のことが知りたい私はすぐに行きました。

 

神秘的な雰囲気の女性の占い師さんに

母の生年月日を伝えると、手に持った本を開き、

家を出て行くようなことが

書いてあることを見せてくれました。

 

そして、今から2年半後の

5月の2週目ぐらに母が帰ってくるはずと。

 

帰ってくるけど、お迎えするあなたは

ただただ「おかえり」という言葉だけ言うつもりで

何してたの?どこにいたの?とか質問は

しないつもりで待っていてくださいね

と言われたんです。

 

母は帰ってくるんだ!!

あと、2年半頑張ればいいんだと

希望が持てて一気に元気になりました。

 

そして、占い師さんの言葉を信じて

まさに期待して待っていたんです。

 

期待したんです。

期待すると失望が来るなんてことも

当時はわかってませんから。

 

まさに5月の2週目、母の日辺りに

警察から1本の電話が入りました。

 

「〇〇さんはご在宅ですか?」

と母の名前を言われました。

 

母は2年半前から行方不明ですと伝えると

「あぁ、そうですか…実は、先日樹海で

 訓練をしたのですが、かなり中央付近まで

 入った時に遺体を3体発見しました。

 そのうちの1体のそばにお財布があって

 中に身分証が入っていたのでご連絡しました。

 遺体の確認をお願いしたいのですが…」

 

もう頭真っ白でした。

 

あれ、帰ってくるんじゃなかったの?

お母さんと会えるって信じて

今日まで頑張ってきたのに、

なんで…

 

ふと占い師さんの言葉を思い出しました。

 

ただただ「おかえり」とだけいうつもりで

待っていてくださいねって。

 

その通り、死んでるわけですから

「おかえり」しか言えなかったんです。

 

このことを言ってだんだ。

占い師さんは、母が亡くなっていることを

知っていたんだと気づきました。

 

後日、占い師さんの元に行き、

こういわれて待っていたが死んでました、

知っていたんですよね?と聞くと

「ごめんなさい、ごめんなさい」と

何度も頭を下げて謝っていました。

(知っていても占い師さんは

 言っちゃいけないんですよね)

 

私は、お礼を言いに来たんです。

あの時の占い師さんの言葉が

あったお蔭で頑張れました。

本当にありがとうございましたと。

 

また、初めて行ったときに、

今お付き合いしている人とは、

結婚しない方がいいですよと言われ、

別れるつもりだったので、後日別れ、

母のお礼を言いに行った際に、

またその彼から手紙が来たりしてたんです。

 

そんなことも何も話してないのに、 

あれ、この人とはやめた方がいいと

いいましたよね?って。

ビックリしました。

 

なんで何もいってないのに

わかるんでしょうね (^_^;)

 

いろんな意味で

本当に当たると実感した体験でした。

  

母だと思われる遺体を確認しに

樹海付近の警察署まで父と2人で向かいました。

 

父が母の歯の治療など覚えていて

ブリッジがあるとか、いろいろ話したら

その通りの歯の状態だといわれました。

 

で、部屋に通され、目の前のテーブルに置かれた

水色のゴミ袋の中から頭蓋骨が見えた時、

肉も皮膚も何にもない、骨だけなのに

お母さんだ!ってわかったんです。

不思議だけど、本当にお母さんでした。

 

父は泣きながら母の骨に触れようとしましたが、

警察の方に止められました。

 

「白骨化した状態で会えたのは良かったと思います」

と言われ、腐敗した状態で確認するご遺族は

もっと辛いのでと言われました。

 

樹海に入れる時点で、普通の精神状態ではありません。

お母さんの様子はどうでしか?ときかれ、

更年期鬱みたいになっていたことを

思い出しました。

 

樹海に入ると、朝方は冷え込んで

眠ったように亡くなります。

苦しんで亡くなったのではないと思いますよと

警察の方も慰めてくれました。

 

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母を迎えに行ったあの日から

希望が絶望に変わり、

生きている意味がわからなくなりました。

 

遺書もなく、母がなんで死んだのかわからない為、

なんで?なんで?がずっとつきまといました。

 

そして、私が母と最後に会ったのに

母を引き留めなかった自分を責め、

更年期の辛さに気づいてあげられなかったという

繰り返しやってくる自責の念に

生きているのも地獄でした。

 

ただ、ひとつだけ普通?

普通という定義もよくわかりませんが、

私の中に自殺は悪いものだっていう

観念がなかったんです。

 

自殺、他殺、事故死、病死、老衰

みんな肉体を脱いだだけで同じだよねって。

 

自殺が悪いとか、恥ずかしいとか思ってないので

そういう現実がまったく起きません。

 

だから本屋でこの本を見た時、衝撃でした。

  

自殺って言えなかった。 (サンマーク文庫)

えぇーーっ

なんで言えないの?

死んだだけじゃんって。

 

家族が自殺して、その後も周りに

どう思われているかなどで

苦しんでいる人がいるなんて。

 

私は、母が亡くなっても引っ越さず

同じ地域で生活してました。

 

小さいときから住んでいたこともあって

母の知り合いも多く、どこに行っても

声かけてくれたり、ご飯に呼んでくれたり、

おかず作ってきてくれたり、

それはそれはたくさんの方から愛を頂きました。

 

社会人になってからも、

母と同じくらいのパートさんなどに

娘のように可愛がってもらい、

母が自殺したことで嫌な思いをしたことが

ひとつもありませんでした。

 

もしかしたら、私の周りで

何か言ってたかもしれませんが、

私の耳に入ってこないなら

現実はないのと同じです。

 

だから、あまりに自分と違う世界で

生きている人たちのことを知って

驚いたわけです。

 

後に、津留晃一さんと出会い、

これがまさに自分が信じた通り、

持っている観念通りを体験すること

なんだとわかりました。

 

自分の中で自殺が他の死と同じと思えているなら、

あなたの周りも同じように接するはず。

周りは自分だから。

 

自分の観念によって、周りのことでは

何一つ悩みませんでしたが、

自殺だけではなく、家族など失った人は

みんな感じるであろう

自責の念に苦しむことになりました。

 

 

続きます。